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最初の筆選びについて

画材

絵を描いてみたいけれど、とりあえず道具をそろえなければ!

という方のために少しでもお役に立てれば、ということが書き記してあります。

100円均一でも、画材は揃う時代ですが、やはり道具は少し予算をかけて長く使えたら良いと私は思います。

ですのでこちらでは100円の画材については紹介しておりません。

100円の画材が使えない、ということではありません。

ただ、筆に関してはやはり・・・

ご了承ください。

「初めて使う筆」について

絵を描くことで、必要になるもの

①紙 ②筆 ③色

今回は2番目に必要な筆について

描きたい絵、大きさによって使う筆は違ってくるのですが

ハガキサイズやA4サイズくらいのスケッチブックサイズくらいものを描こうと予定する時

オススメの筆は丸(ラウンド)筆×2本・平(フラット)筆×1本くらいの用意で良いと思われます

上記の筆を用途で説明すると

丸筆は絵の具の含みがよく、広い面や細部の表現に使える何でも屋

平筆は広い面塗りに最適で、グラデーションやぼかしの表現にも使える背景担当

(私の場合、花びらを描くときに平筆を使用したりもします)

丸筆の大きさについて

筆にはサイズがあります。○○号というサイズで表示がされています。

丸筆の場合、大きめサイズが8号(または10号) 小さめサイズが2号(または4号)が良いと思います。

私は使い始め6号と2号の筆で描いていましたが、細い筆で絵の具を広げようとするので、塗る面が大きい箇所はどうしても色むらができてしまい創作意欲も下がってしまっていたので

ちょっと大きいかもな、というくらいの丸筆で描き慣れることをオススメします。

 

平筆の大きさについて

平筆は私は主に背景を描くときに使っています。

空をきれいに仕上げるときは、丸筆よりも平筆のほうが優秀だと思います。

紙に水を塗る水張り(ウォッシュ)は丸筆で代用が可能ですが、平筆の均一に塗れる感は別格です。

というわけで、平筆は大きめ16号を

https://haruone.jp/wp-content/uploads/2025/03/IMG_0026-300x300.png
CHIKA

同じ号数でもメーカーによってサイズが異なるので注意をしてください

人工か天然か! 筆の素材(毛質)について

大きさも種類も分かった!

じゃあ、もう買いにいけば良いよね。と、なりがちなのですが

筆選びを困難にさせているもの最大のポイントはズバリ

「毛質」デス。

馬・狸・イタチやリスなど様々な天然毛の筆は昔から作られていたのですが、それに加えナイロンなどに代表される人工の筆も近代では作られています。

最高級はイタチの毛、描きやすさは飛びぬけるほど良いですが、お値段もそれに比例し飛びぬけるほどお高いです。

事情を書き留めておきますと
コロナの影響を受け、中国政府が野生動物の取引を禁止したため輸入量が減りお値段がUP
中国での筆の生産が高まりお値段がUP
動物愛護の観点から希少性が高まりお値段がUP

という、理由からだそうです。

イタチだけではなく、他の天然筆もやはり動物ですから
動物愛護の点から、代替品に移行しなければならないのは至極当然のことかと思います。

前置きが長くなりましたが、初心者ではそこまで筆に投資する必要はないです。

が、そのような筆も存在するのか

ということだけでも、頭の片隅に置いておいてください。

セールすることもあるかもしれませんからね。

水彩筆に求められる注目すべきポイントは

□保水性
□まとまり
□コシ

などが上げられると思います。

私はよく調べもせずやみくもに購入し「コシはあるけれど、保水性がイマイチ」というものを入手してしまうことがありました。

天然の良さを出せる筆、という筆をメーカーさんが開発してくださっており

近年は

□特殊加工をしたナイロン筆

キャムロンプロ(アルテージュ)・CNクリスタル(名村)・インターロン(丸善美術)など

□ナイロンと天然毛の混合筆

リセーブル(ホルベイン)・ブラックリセーブル(ホルベイン)・ヴァンゴッホ(ターレンス)・など

があります。

世界堂さんのサイトは筆の詳細を見ることができ、とても見やすいのでぜひ確認してみてください。
↓↓↓

世界堂オンラインショップ

https://haruone.jp/wp-content/uploads/2025/03/S__376020995-e1743381520128-300x300.jpg
リト

各メーカーの筆のカタログが置いてある画材屋さんもありますので、見かけたら1部いただいてくるのも良いかと思います。

オススメの筆は次回に

では、また

 

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