絵を描く
最初は小さなメモ紙に
絵を描く
学校で配られた画用紙に
絵を描く
授業中のノートに
メジャーな紙のサイズはA4・B5 ハガキサイズ
でも、画材屋さんへ行くと・・・
よく分からない ということで
絵画のサイズ表記について
絵画のサイズ表記は「F10号」や「P8号」のようにアルファベットと数字を組み合わせた表記となっています。
〇号とアルファベットの組み合わせについて
「〇号」というのは、絵画の大きさを表すための規格です。号数は長辺とリンクしていて、数字が大きく成るほどサイズの大きなキャンバスとなっていきます。
この号数に対する短辺の長さの違いで、アルファベットの F・P・M・S が使用されます。
フランスで誕生した号数ですが
日本は輸入当初はフランスサイズを尺貫法により換算しましたが
尺貫法の廃止により、メートル法に換算し直しをしました。
ですので、フランスとは若干サイズに違いがあります。
ひと昔前は1号「○○円」という価格設定が習わしだったようですが
近年は好きなサイズで描き、販売をされる方も多いようです。
が、規格を外れると額縁がオーダーになってしまうこともありますので
そこは注意してサイズを決めていきたいところですね。

規格外はとにかく費用がかかります
号数の大きさについて
号数は長辺とリンクしています。
0号 | 180 |
1号 | 220 |
SM | 227 |
2号 | 240 |
3号 | 273 |
4号 | 333 |
5号 | 350 |
6号 | 410 |
8号 | 455 |
10号 | 530 |
12号 | 606 |
15号 | 652 |
20号 | 727 |
100号 | 1620 |
(単位㎜)
号数それぞれに長さが設定されており、絵画の号数が確認したい場合は長辺の長さを図って号数表等を使用することで大きさを確認することができます。
※上記は抜粋して号数のサイズ表記がしてあります。
アルファベットの違いとは?
数字のアルファベットにはF・M・P・S の4種類があります。
アルファベットは絵画の短辺の長さとリンクしており、数字とアルファベットの組み合わせで短辺と長辺の長さを知ることができます。
アルファベットの由来は
・F(Figure) 人物
・P(Paysage) 風景
・M(Marie) 海景
・S(Square) 正方形
上記のように各アルファベットはもともと用途を示すためのものとして使用されました。
現在は名残りみたいなものですので、Fサイズだから人物を必ず描く必要はありません。
最後に
私は基本的に教室で使用するものはポストカードサイズ(148×100)です。
A4サイズ(210×297)のものを描くときもあります。
2点とも規格が違うので号数で表記することはできません。
100均などで見かける額はポストカードや紙のサイズ(A4など)で表記されているものが多い気がします。
公募で見かけるものは絵画サイズで募集要項が描いてあります。
私が今まで描いた1番大きなサイズは
F10サイズ(530×455)の色紙デス

歌川国芳
「其のまま地口 猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんびき)」
この作品は師匠が描き下ろしたものを見本にし、私が新たに模倣して描いたのもです。
長辺が530でしたので10号
短辺は455で Fサイズです。
このくらいになると、持ち運びも飾るのも大変になってきます。
必要なサイズが自分の中で分かっていれば、たくさんの知識を入れる必要はないのですが
あっ、このサイズはこれくらいか と分かると少しだけ幅が広がるかと思います。

余裕があれば頭の片隅に置いておいてください。
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